大鳥塚古墳 | ぶら古墳 Vol.28 〜藤井寺 百舌鳥古市古墳〜

大鳥塚古墳南河内の古墳を紹介していく「ぶら古墳シリーズ」。第28回は藤井寺市にある「大鳥塚古墳」です。百舌鳥古市古墳の一つで世界遺産リスト「32」に登録されています。

大鳥塚古墳とは

大鳥塚古墳大鳥塚古墳は墳長110m、高さ12.3mの前方後円墳で、5世紀前半に築造されたと考えられています。1956年に国の史跡に指定。




藤井寺市と羽曳野市にまたがる国府台地にあり、応神天皇陵(誉田御廟山古墳)と仲津姫陵(仲津山古墳)の中間に位置します。

築造時期は近隣にある古室山古墳、仲津姫陵(仲津山古墳)と近い時期に築造されたと考えられています。

墳丘表面より円筒埴輪や家形・蓋形・盾形・靫形・冑形などの形象埴輪が出土。埋葬者は現在のところは不明。石材などは見つかっておらず、埋葬方法も詳しく分かっていません。

大鳥塚古墳が築造された頃から「陪塚」が築造され始めています。陪塚とは埋葬者と関係が深かった人や物が、メインの古墳の周辺に埋葬される小さな古墳を意味します。

大鳥塚古墳のすぐ北側に赤面山古墳と言う1辺15mの方墳が存在します。赤面山古墳は大鳥塚古墳の陪塚と考えられており、大鳥塚古墳と赤面山古墳の埋葬者はお互い密接な関係があったようです。

赤面山古墳
高速道路の真下にある「赤面山古墳」

赤面山古墳以外にも小さな古墳がいくつか存在していましたが、現在は平削され残されていません。

現在の大鳥塚古墳

大鳥塚古墳大鳥塚古墳は応神天皇陵の遥拝所の目の前に存在します。ちなみに応神天皇の陵遥拝所の横は誉田丸山古墳と言う応神天皇陵の陪塚になっています。

横から見ただけでは、応神天皇陵と一体化しているため、これが独立した古墳と気づく人はいないでしょう。

誉田丸山古墳
誉田丸山古墳

大鳥塚古墳は中に入ることが出来る数少ない前方後円墳となっています。大鳥塚古墳の特徴として後円部が非常に高くいとの事。

確かに後円部に登ろうとすると勾配が急で滑りやすく少し登りにくく感じます。国府台地にあり、墳丘からの眺めはというと!大鳥塚古墳

木が邪魔であまり見えません!

この写真は冬に撮影したものですが、夏場はさらに草木が生い茂っています。大鳥塚古墳高速道路を挟んで北側にある古室山古墳は墳丘からの景色が美しく、人々の憩いの場となっています。

しかし似たような場所とサイズの大鳥塚古墳は鬱蒼として人が入りづらい分、少し損をしているような気がします。何が損なのかはよくわかりませんが。



アクセス

近鉄南大阪線「道明寺駅」より徒歩約17分。道明寺から古市にかけては古墳や神社仏閣など見所が多く存在します。

駅から西に向かうと菅原道真にゆかりの深い「道明寺天満宮」「道明寺」。更に西へ向かうと藤井寺市で最大級の古墳「仲津山古墳」。仲津山古墳から南西に「古室山古墳」「赤面山古墳」が存在します。

大鳥塚古墳の目の前には応神天皇陵である誉田御廟山古墳をはじめ無数の古墳が存在しますので、古墳巡りなど楽しめると思います。

大鳥塚古墳周辺に駐車スペースはありませんので、駅より徒歩で行くことをお勧めします。

大鳥塚古墳データ

古   墳:大鳥塚古墳
墳   形:前方後円墳
築造の時期:5世紀前半
所 在 地:大阪府藤井寺市古室2丁目4−58
全   長:110m
高   さ:12.3m
埋   葬:不明