はざみ山古墳 | 名前の由来は「はさみ」の形? ぶら古墳 Vol.36 〜藤井寺市 百舌鳥古市古墳群〜

はざみ山古墳南河内の古墳を紹介する「ぶら古墳シリーズ」。第36回は藤井寺市にある「はざみ山古墳」です。百舌鳥古市古墳群の一つで世界遺産推薦リスト「37」に登録されています。



はざみ古墳とは

はざみ山古墳はざみやま古墳は全長103m、高さ9.5mの5世紀中頃に築造された前方後円墳。1996年に国の史跡に指定されています。

墳丘には周濠が存在し柵がある為、中に入ることはできません。上から見ると「和ハサミ」に似ていることから、この名前が付けられたと考えられています。はざみ山古墳

墳丘からは、円筒埴輪、形象埴輪などが出土。盗掘による穴があり、ここから石棺が発見されたと伝わっています。

一説によると、石棺は掘り出され水路や橋の底石に使われたとも言われています。石棺、副葬品とも現在は不明で、実際にどのような埋葬施設なのか判明していません。

現在のはざみ山古墳

はざみ山古墳周濠は現存し水も残されていますが、後円部側の一部が埋め立てられています。周濠の民有地については土地の売買の際にややこしそうな事件があった模様。某有名人も絡んでいたと言う事で、当時はマスコミにも報道されたとか…はざみ山古墳

はざみ山古墳は住宅地と田んぼに囲まれていますが、堤上を歩けるため、全体が確認できます。ただ、一部行き止まりになっているため、完全には一周できません。また、ちゃんとした道があるわけではないので、夏は雑草と、冬はくっつき虫と戦う必要があります。




墳丘が中規模で、木々もあまり茂っていないので、前方後円墳の形がハッキリとわかります。ただ、墳丘上部は、少し改変されているかもしれません。

はざみ山古墳の南側からは「はさみ山遺跡」が見つかっています。ちなみに古墳は「はみ山古墳」と呼びますが、遺跡は「はみ山遺跡」と呼びます。なんでワザワザ使い分けているのか…

はさみ山遺跡は縄文時代から室町時代と言う長期にわたる住居跡が発掘された遺跡です。はざみ山古墳は古くから人々の暮らしに溶け込んだ古墳だったようです。

はざみ山古墳の道を挟んで南側には「野中宮山古墳」が存在します。はざみ山古墳と平行に築造されていますが、墳丘の向きがそれぞれ東西逆に向いています。野中宮山古墳
築造時期では先に野中宮山古墳が築造されており、同時期に造られた訳ではないようです。築造時期は異なりますが、仲良くそろって築造されているので、二基の古墳には繋がりのある人物が埋葬されているのかもしれません。

野中宮山古墳 | ぶら古墳 Vol. 4 〜藤井寺市 野中神社 はさみ山遺跡 百舌鳥古市古墳群〜


はざみ山古墳の周濠には水鳥が泳ぎ、墳丘と周濠のバランスがとれた美しい古墳です。様々な角度から古墳が楽しめるので、オススメの古墳と言えます。



アクセスと周辺スポット

近鉄南大阪線「藤井寺駅」より徒歩約25分、もしくは藤井寺駅より古市駅行きの近鉄バスにて「藤ケ丘」下車徒歩約5分。

はざみ山古墳の南側には「野中宮山古墳」や「墓山古墳」が存在します。また東側には古市古墳群最大の古墳「応神天皇陵」を中心とした陪塚群も存在しますので、古墳巡りにはオススメです。はざみ山古墳

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はざみ山古墳データ

古   墳:はざみ山古墳
墳   形:前方後円墳
築造の時期:5世紀中頃
所 在 地:大阪府藤井寺市野中1丁目
全   長:103m
高   さ:9.5m
埋葬の施設:不明
埋   葬:不明