千代田神社 | となりの鎮守様シリーズVol.9 〜河内長野市〜

千代田神社昔から地域を守り続ける神社を紹介する「となりの鎮守様」シリーズ。第9回は河内長野市市町にある「千代田神社」です。



千代田神社とは

千代田神社江戸時代以前の記録が残っておらず、千代田神社の詳しい創建については分かっていません。ただ、御神体である菅原道真の座像が平安時代末期作とされている為、それ以前には存在していたと考えられています。江戸時代は「天神社」「天満宮」、明治時代に入ると「北山神社」「菅原神社」と称していました。

1889年に当神社がある「市村」と周辺の「市村新田」「向野村」が合併し「市新野村」が誕生。1907年に旧「市村新田」の木戸神社、旧「向野村」の伊予神社が当神社に合祀。翌1908年には旧社格における「神饌幣帛料供進社」となります。




「神饌幣帛料供進社」とは勅令に基づいて県知事から、祈年祭、新嘗祭、例祭に神饌幣帛料を供進された神社。この事からわかるように、昔から国家より認められる格式ある神社だったようです。

1908年に村名を「市新野村」から、大正天皇即位に因んで皇居の別称「千代田城」をヒントに「千代田村」と改称。以後、一般的に「千代田神社」と呼ばれるように。1963年には正式に「千代田神社」を称し、現在に至ります。

現在の千代田神社

千代田神社千代田神社は国道170号線と国道旧170号線に挟まれた住宅地に存在します。駅近の住宅地ですが、神社へ入ると静かな落ち着いた雰囲気にピリッとします。地元の方もよくこられているのか、絶えず参拝者が訪れていました。千代田神社

鳥居の先には君が代でおなじみの「さざれ石」が置かれています。南河内では、道明寺天満宮にもありますが、中々リアルでお目にかかる事がないので珍しいですね。それ以外にも皇室を記念する碑がいくつかあり、皇室対にする畏敬の高さを感じます。千代田神社

拝殿の奥には本殿と摂社である皇太神社、八幡神社、戎神社が存在。本殿は1807年に再建されたもので、戎神社は旧「向野村」の伊予神社を移設したものだそうです。千代田神社拝殿の脇には菅原道真にはお馴染みの「使いの牛」も。これがあると、天満宮と言う感じがしますね。千代田神社千代田神社には御神体として菅原道真の座像と、同時代作の像がもう一体あるそうです。千代田神社のホームページによると「この附近に住みついた人たちの祖先の神のお姿」と言った感じの「ふわっと」した表現ですが、いやいや誰なんですかそれは!と気になって仕方ありません。




境内の裏手は広々とした場所になっており、本殿の裏手には小さな祠が存在しました。こちらは納経塔で、かつて神社内にあった神宮寺「法幢寺」の遺物だそうです。千代田神社千代田神社明治時代の廃仏毀釈により、南河内の神宮寺も多くが廃寺となりました。法幢寺もそうした影響でなくなったのかもしれません。この広い裏手も元々は寺があった場所だったのでしょうか?

千代田神社では毎年7月に「千代田天神祭(ちよだてんじんさい)」が開催されています。天神祭でしか手に入らない限定授与品のお守りやご朱印なども登場。祭りでは屋台や手作り市、フリーマーケットや音楽フェスでなど大いに盛り上がるそうです。



アクセスと周辺スポット

近鉄長野線 「汐ノ宮駅」から徒歩約7分。神社内に駐車スペースあり。周辺のスポットとして千代田神社から旧170号線を南に向かうと、大仏で有名な極楽寺があります。

南河内で一番大きい大仏? 極楽寺 河内錦渓大仏 〜河内長野市〜


また、170号線を北に向かうと富田林市最大の公園「錦織公園」などがオススメスポットです。



千代田神社データ

住 所:大阪府河内長野市市町469
駐車場:あり
祭 神:菅原道真、天児屋根命、底筒男命、蛭子命、足仲津彦命(仲哀天皇)、気長足姫命(神功皇后)、稲田姫命
摂末社:皇太神社、八幡神社、戎神社
旧社格:神饌幣帛料供進社
式内社:なし