小金平古墳 | 鉄壁の防御を誇る古墳 ぶら古墳 Vol.45 〜 富田林市〜

小金平古墳南河内の古墳を紹介する「ぶら古墳シリーズ」。第45回は富田林市にある「小金平古墳(こがねひら古墳)」です。小金平古墳群の中で唯一現存する古墳になります。



小金平古墳とは

小金平古墳は全長約9m、高さ不明の7世紀頃に築造された円墳。円墳

周辺には弥生時代から中世にかけての遺跡が存在します。大昔から集落からが形成されていた事で、この辺りには遺跡と共に古墳も多く存在します。

小金平古墳群は小金平古墳、宮林古墳、樟木谷古墳、葉面山古墳、クロイケ古墳、樟木谷古墳から構成されています。ただし、多くの古墳は開発により消滅。小金平古墳も開発の波に飲み込まれそうになりましたが、別の場所に移設され保存されています。




元々は現在地よりも東側にある羽曳野丘陵に存在していましたが、発見時には既に墳丘は削られていました。

埋葬施設は幅約1m、奥行き約4mの横穴式石室で、天井石は残されていませんでした。この古墳には2回追葬された事が判明している他、副葬品として、須恵器など数点みつかっています。

小金平古墳は周辺の遺跡を見下ろすように築造されており、一帯を支配する豪族が埋葬されていると考えられています。

現在の小金平古墳

現在の小金平古墳はPLの塔にほど近い「甲田西児童遊園」に移設、保存されています。小金平古墳古墳が公園になるパターンは多くありますが、公園に古墳が移設されるパターンは珍しいかもしれません。小金平古墳

保存と言う事ですが、特に柵があるわけでもなく入りたい放題になっています。児童公園にこんな小高い山があったら、子供が登りまくって墳丘は大丈夫なのかと思いますがご安心ください。小金平古墳

そこは墳丘と石室をコンクリートでガチガチに固めて防御するという大胆な策で解決しています。賛否が分かれそうな保存方法ですが、子供の頃から古墳に親しむ事ができるので、これはこれでありかもしれません。小金平古墳

甲田西児童遊園は上段と下段に分かれる二段構造になっています。小金平古墳は下段にあるため、上段へ行けば古墳を上から眺められる事ができるのがいいですね。小金平古墳

ただ、子供達が遊んでいる中、一人で古墳を激写していると、不審人物感がでてしまうので注意が必要です。

アクセスと周辺スポット

近鉄長野線「富田林西口駅」より徒歩7分。周辺に駐車スペースはありませんが、小金平古墳から徒歩約5分ぐらいの場所に、すばるホールの有料駐車場が存在します。

周辺にはPL教の象徴とも言える「PLの塔」。色鮮やかで美しい本殿で知られる錦織神社もオススメスポットです。

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小金平古墳データ

古   墳:小金平古墳
墳   形:円墳
築造の時期:7世紀中頃
所 在 地:大阪府富田林市甲田20-19
全   長:9m
高   さ:不明
埋   葬:不明
埋葬の施設:横穴式石室