志疑神社 | となりの鎮守様シリーズVol.13 〜藤井寺市 アクセス〜

志疑神社昔から地域を守り続ける神社を紹介する「となりの鎮守様」シリーズ。第13回は藤井寺市にある「志疑神社」です。



志疑神社とは

志疑神社創建に関しては記録が残っておらず、現在は素戔嗚尊と菅原道真が祭られています。

かつて志疑神社一帯は「志貴の県」と言う天皇直轄地でした。「志貴の県」を管理していた一族「志貴県主」は神武天皇の長男「神八井耳命」の子孫を称していました。




志疑神社の近くにある志貴県主神社では「神八井耳命」が祭られています。志疑神社の名前から考えると、元々は志貴県主の祖先である「神八井耳命」を祭る神社だったのかもしれません。

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いつの頃か最初に祭られていた祭神は忘れられ、江戸時代には「天王」と称し、牛頭天王を祭っていました。明治時代に入り牛頭天王の崇拝が禁じられた為、素戔嗚尊を祭るようになります。

その後、明治時代の神社合祀政策により、志疑神社は黒田神社に合祀。しかし昭和に入ると旧地へ戻り独立した神社として現在に至ります。

現在の志疑神社

志疑神社志疑神社は住宅地に囲まれた場所にひっそり存在しています。

入口にそびえる石製の鳥居は、比較的新しい感じの鳥居。境内は鳥居、手水屋、狛犬、拝殿、本殿が存在し、摂社として稲荷大明神があります。志疑神社志疑神社

気になったのは境内の片隅にある「香積山 常楽寺奥坊」と言うお堂。通称「大井のおやくっさん」とも呼ばれるこのお堂は、玄榮入道禅下と言うお坊様により約350年前に建立されたそうです。志疑神社

産後の婦人の母乳が出やすくなると言うピンポイントな御利益があるそうで、かつては女性の参拝者が多かったとの事。本尊は薬師如来が祭られており、毎月第一日曜日の午前中に扉が開き、参拝できるそうです。




社務所はなく無人の神社ですが、境内は非常綺麗に清掃されています。改元直後に訪問しましたが、天皇陛下の即位を祝う垂れ幕も掲げられていました。志疑神社

この美しい境内を見ると、地元からとても大切にされていると感じる神社でした。

アクセスと周辺スポット

最寄り駅は近鉄南大阪線「土師ノ里駅」より徒歩約17分。駐車場はありません。

志疑神社の南には、かつて「西の靖国神社」とも呼ばれた「伴林氏神社」。また東にある「黒田神社」や「志貴県主神社」などもおすすめスポットです。

黒田神社 | となりの鎮守様シリーズVol.2~藤井寺市 アクセス~

志疑神社データ

住 所:大阪府藤井寺市大井3-9-16
駐車場:なし
主祭神:素戔嗚尊、菅原道真
摂末社:稲荷大明神
旧社格:村社
式内社:式内小社