「百舌鳥・古市古墳群周遊バス」と「もずふるレンタルサイクル」を使って世界文化遺産を満喫しよう!

百舌鳥・古市古墳群周遊バス



百舌鳥・古市古墳群周遊バス

2019年8月22日(木)~2020年3月29日(日)の期間、「百舌鳥・古市古墳群周遊バス」が運行しています。このバスは、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」百舌鳥エリアの仁徳天皇陵前と古市エリアの土師ノ里駅前を経由して羽曳野市役所前までを結んでいます。運営は南河内ではおなじみの、南海バスと近鉄バス。

百舌鳥古墳群と古市古墳群は、車だと約30分の距離です。しかし、百舌鳥古墳群から古市古墳群まで公共交通機関を利用すると、JR阪和線で天王寺まで北上し、近鉄南大阪線に乗り換えて藤井寺市まで南下するため、1時間ほどかかってしまいます。

南大阪は南北の交通機関は発達していますが、東西を走る交通機関は多くありません。今回の「百舌鳥・古市古墳群周遊バス」はその弱点を補完する意味で、両古墳の観光に力を発揮できるのではないでしょうか?




下記にバスのダイヤを記載していますが、バスはお昼頃を中心としたダイヤになっています。つまり、このバスを利用するとなれば、午前中に古市、もしくは百舌鳥古墳群に行き、午後にもう片方の古墳群を見にいくというハードな人スケジュールになります。

ちなみに世界文化遺産に登録されている古墳を全て巡るのは、どちらの古墳群であっても、朝から自転車を駆使しなければ少し難しいかもしれません。半日で古市古墳群を見るなら、限られた古墳を効率的に巡る必要があります。

もずふるレンタサイクル

半日で出来るだけ多くの古墳を見たいという人にオススメが、「もずふるレンタサイクル」です。「もずふるレンタサイクル」なら電動自転車で古墳巡りが楽しめます。古市古墳群側では土師ノ里駅古市駅でレンタルが可能。土師ノ里駅でレンタルして、古市駅で返却すれば、1000円で借りることができます。(借りた場所に返す場合は500円。)
もずふるレンタサイクル

個人的モデルコース

今回は土師ノ里駅でレンタルサイクルし、古市駅で返却する場合のモデルコースを考えてみたので、一度参考にして下さい。若干詰め込みすぎたかもしれませんが…

1.允恭天皇陵(市ノ山古墳)

允恭天皇陵藤井寺市で3番目に大きな古墳。土師ノ里駅の北側に後円部がすぐに見えます。その途中には世界文化遺産には登録されていませんが、唐櫃山古墳という小さな古墳もあるので、寄ってみてもいいかもしれません。




ただし允恭天皇陵の遥拝所は反対側の前方部に存在します。少し離れているのでいくかどうかは悩ましいところですが、遥拝所側からの眺めも迫力があるので寄っておきたいところです。

允恭天皇陵(市ノ山古墳)| ぶら古墳 Vol. 10 〜藤井寺市 百舌鳥古市古墳群 世界文化遺産〜

2.鍋塚古墳

鍋塚古墳土師ノ里駅前に見えている古墳で、沢田の七つ塚の最期の生き残り。1辺63mほどの四角い方墳。

整備されている古墳で、上まで登ることができます。高さのある墳頂からは、允恭天皇陵や藤井寺市最大の古墳、仲津姫陵も見ることができます。

鍋塚古墳 | 沢田の七つ塚最後の古墳 ぶら古墳 Vol.17 〜藤井寺市 百舌鳥古市古墳群〜

3.仲津姫陵(仲津山古墳)

仲津姫命陵(仲津山古墳)応神天皇の妃であり、仁徳天皇の母である仲津姫の陵。藤井寺市最大の古墳で、鍋塚古墳のすぐ隣に存在します。

全国9位の規模を誇り、その巨大さは圧倒的です。古墳の周囲を見て回ることはできますが、道が非常にせまいので注意が必要です。遥拝所は後円部の住宅地に囲まれた場所に存在します。

仲姫命陵(仲津山古墳) | 藤井寺市最大の古墳は女性の埋葬者? ぶら古墳 Vol.34 〜藤井寺 百舌鳥古市古墳群〜

4.古室山古墳

古室山古墳仲津姫陵遥拝所のすぐ目の前に存在する中型の前方後円墳。公園として整備されており四季の自然が美しく、市民の憩いの場となっています。




百舌鳥古市古墳群の中でも、中にはいることができる数少ない古墳としても知られています。藤井寺市と羽曳野市にまたがる国分台地に築造されており、墳頂からは、藤井寺市が一望できます。

古室山古墳 | 四季の景色が美しい古墳 ぶら古墳 Vol.32 〜藤井寺 百舌鳥古市古墳群〜

5.大鳥塚古墳

大鳥塚古墳西名阪自動車道を挟んで、古室山古墳の少し南に存在する中型の前方後円墳。こちらも中に入ることができる前方後円墳です。ただ、古室山古墳よりも木々が生い茂っているのと、後円部が少し急斜面なので、登りにくくなっています。

大鳥塚古墳と古室山古墳の間にある西名阪自動車道の下には、大鳥塚古墳の陪塚とされる赤面山古墳が存在します。西名阪自動車道建設中に発見された古墳で、保護するために橋脚を1本減らし、下を走る道も古墳を迂回するように敷かれているユニークな古墳です。

大鳥塚古墳 | ぶら古墳 Vol.28 〜藤井寺 百舌鳥古市古墳〜

6.誉田丸山古墳

誉田丸山古墳大鳥塚古墳の目の前にある方墳。応神天皇陵の一部にしか見えず、専用の案内板もないので、見過ごしがちになります。

誉田丸山古墳からは、国宝「金銅透彫鞍金具」という馬具が発掘されています。現在「金銅透彫鞍金具」は隣接する誉田八幡宮に保管されています。

応神天皇陵に接して築造されており、応神天皇に非常に近い人物が埋葬されていると考えられています。

誉田丸山古墳 | 小さな古墳から国宝が出土! ぶら古墳 Vol.37 〜羽曳野市 百舌鳥古市古墳群〜

7.応神天皇陵(誉田御廟山古墳)

誉田御廟山古墳(応神天皇陵)

古市古墳群の目玉とも言える、全国2番目の規模を誇る前方後円墳。全体がよく見える場所は西側面ですが、見えているのは内堤の木々なので墳丘はよく見えません。墳丘を見るならば遥拝所からが一番よく見えます。規模が大きな天皇陵ということもあり、神聖な雰囲気が漂う遥拝所となっています。

誉田御廟山古墳に眠る応神天皇が八幡神?~ 応神天皇陵  羽曳野市 百舌鳥古市古墳群~

普段は入ることができない応神天皇陵ですが、9月に行われる「お渡り」という行事の時のみ参加者は古墳の濠まで入ることができます。誉田八幡宮に祭られている応神天皇が国宝の神輿に移り、陵にお渡りになるという神秘的な行事。

誉田八幡宮 | 応神天皇陵に唯一入ることができる「お渡り」とは?~羽曳野市 お祭り 国宝~

8.河内こんだハニワの里「大蔵屋」

応神天皇陵から西へ下り、南へ向かう途中に世界文化遺産の一つ、東山古墳が存在します。ただ、案内板もなくどこからどこまでが古墳なのかわかりにくいので、道沿いに眺めるだけで十分と思います。




東山古墳を更に南へ向かうと、大蔵屋さんがあります。ここでは、埴輪作り体験や、古墳・ハニワグッズが多く販売。特にオークラさんのユニークなオリジナルマスキングテープが有名です。休憩も兼ねて古市古墳群観光のお土産屋や思い出に作りにピッタリのスポット。
河内こんだハニワの里「大蔵屋」

9.向墓山古墳

向墓山古墳大蔵屋さんから少し南へ進むと羽曳野市役所が存在します。その隣に向墓山古墳が存在します。向墓山古墳は1辺60mを超える方墳。

応神天皇陵の陪塚に指定されており、中に入ることができません。向墓山古墳の隣に存在する墓山古墳とは密接な関係があったとされ、築造時には両古墳の間を橋で結ばれていたと言われています。

向墓山古墳 | ぶら古墳 Vol.21 〜羽曳野市 百舌鳥古市古墳群〜

10.羽曳野市文化財展示室

羽曳野市文化財展示室

向墓山古墳と墓山古墳の間にある小さな資料館。古市古墳群とその周辺から出土した遺物を展示されています。多くの埴輪が展示されているほか、世界文化遺産の一つである峯ヶ塚古墳から出土した装飾品も展示されています。ただし、羽曳野市文化財展示室は平日しか開いてないので注意が必要です。
開室時間:平日(年末年始は除く)午前10時~午後4時まで

11.墓山古墳

墓山古墳羽曳野市文化財展示室のすぐ隣にある前方後円墳です。全長200mを超える大型の前方後円墳ですが、なぜか応神天皇陵の陪塚として指定されています。宮内庁に管理されているために中に入ることはできません。




本当ならば、前方部側の方が全体がよく確認できますが、この位置からだと大回りする必要があります。もし時間があれば寄ってみてもいいかもしれません。

墓山古墳 | ぶら古墳 Vol.29 〜羽曳野市 百舌鳥古市古墳群〜

12.日本武尊陵(白鳥陵古墳)

白鳥陵古墳(日本武尊陵)

墓山古墳から少し離れた場所になりますが、古市古墳群にきたからには、この古墳は見ておきたいところです。古代史の英雄、日本武尊(ヤマトタケル)を祭るとされる全長190mの前方後円墳。三重で力尽きた日本武尊が白鳥となり飛び立ち、最後に降り立った場所に築かれたと言われています。

日本武尊陵は古市古墳群の中でも特に美しい姿をしていますが、住宅地に囲まれており、側面からしか全体を見ることができません。遥拝所も住宅地に囲まれた奥に存在しています。

白鳥陵古墳(日本武尊陵) | 羽曳野市名の由来ともなった美しい古墳 〜百舌鳥古市古墳群 世界文化遺産〜

最後に古市駅の東側にあるレンタルサイクルで自転車を返却。時間的に白鳥陵古墳は難しいかもしれませんが、土師ノ里駅から古市方面へ南下しながら見て回れる古墳を紹介しました。




時間に余裕があれば、津堂城山古墳、仲哀天皇陵、峯ヶ塚古墳もオススメです。古市古墳群には世界文化遺産に含まれていない古墳も含めると80基以上存在し、様々な歴史を有しています。姿形だけでなく、古墳が築造された時代背景を知ることで、より古墳も楽しめるのではないでしょうか?

2019年9月30日(月)までのバス時刻表

 平日(2往復) 
■百舌鳥エリア発

運営 堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
  土師ノ里駅前
  羽曳野市役所前
近鉄 11:30 12:15 12:25
南海 12:50 13:35 13:45

■古市エリア発

運営 土師ノ里駅前   羽曳野市役所前   堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
近鉄 10:20 10:30 11:05
南海 14:20 14:30 15:05

 土休日(4往復)
■百舌鳥エリア発

運営 堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
  土師ノ里駅前
  羽曳野市役所前
近鉄 11:30 12:15 12:25
南海 12:10 12:55 13:05
南海 14:10   14:55   15:05
近鉄 15:50   16:35   16:45

■古市エリア発

運営 土師ノ里駅前   羽曳野市役所前   堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
近鉄 10:20 10:30 11:05
南海 13:30 13:40 14:15
近鉄 14:20   14:30   15:05
南海 15:30   15:40   16:15

2019年10月1日(火)〜2020年3月31日(火)の時刻表

 平日(2往復) 
■百舌鳥エリア発

運営 堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
  土師ノ里駅前
  羽曳野市役所前
近鉄 11:30 12:15 12:25
南海 12:50 13:35 13:45

■古市エリア発

運営 土師ノ里駅前   羽曳野市役所前   堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
近鉄 10:20 10:30 11:05
南海 14:20 14:30 15:05

 土休日(4往復)
■百舌鳥エリア発

運営 堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
  土師ノ里駅前
  羽曳野市役所前
近鉄 11:30 12:15 12:25
南海 12:10 12:55 13:05
南海 14:10   14:55   15:05
近鉄 15:50   16:35   16:45

■古市エリア発

運営 土師ノ里駅前   羽曳野市役所前   堺市博物館前
(仁徳天皇陵拝所前)
近鉄 10:20 10:30 11:05
南海 13:30 13:40 14:15
近鉄 14:20   14:30   15:05
南海 15:30   15:40   16:15