大祁於賀美神社 | 「お」が3つも連なる珍しい名前 となりの鎮守様シリーズVol.5 〜羽曳野市 アクセス〜

大祁於賀美神社昔から地域を守り続ける神社を紹介する「となりの鎮守様」シリーズ。第5回は羽曳野市にある「大祁於賀美神社」です。読み方は「おおおみかみじんじゃ」と読み「お」が3つも連なる珍しい名前。
大祁於賀美神社

主祭神の高龗神とは?

大祁於賀美神社の主祭神は「高龗神(たかおかみのかみ)」。日本神話によるとイザナミは火の神カグツチの出産が元で命を失ってしまいます。それに怒った夫、イザナギはカグツチを斬り殺してしまいます。その時に剣から落ちた血から生まれた神が「高龗神」と言われています。




高龗神の「龗」は「龍」の古語である事から水や雨を司る水神され、高龗神を祭る神社としては京都にある貴船神社が特に知られています。

社伝によれば、この地は南河内を通る石川流域で早くから開けていた土地だそうです。その為、水田耕作に必要な水神を祭る風習から来ているのではないかとされています。

大祁於賀美神社とは

大祁於賀美神社延喜式にも記載がある由緒ある神社ですが、詳しい創建はわかっていません。江戸時代には「山王権現」と呼ばれ、現在でも地元ではそう呼ばれているようです。

山王権現と言うのは「山岳信仰」「神道」「天台宗」が融合した神仏習合の神様です。しかしながら主祭神は「高龗神(おかみのかみ)」と言う水にまつわる神様であるため、山を崇めているのか、水を崇めているのか・・・そんなところが大らかで、日本らしいですね。
大祁於賀美神社元々「大祁於賀美神社」は今よりも東にある丘の上にあったそうです。しかし1907年に近隣の5つ神社は壺井八幡宮に合祀されることになり、大祁於賀美神社も同様に合祀されてしまいます。

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合祀後、1955年に地元の要望により元の場所に戻ることになりますが、元の場所は民間に売却されていたため、現在後に再建されています。

ちなみに合祀された5社の中には式内社である飛鳥戸神社も含まれており、同じく氏子の要望で後に元の場所に戻されています。

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大祁於賀美神社は住宅地の少し入り込んだ奥まった場所にひっそりと存在します。鳥居は比較的新しく建てられた雰囲気です。わりと短い間隔で鳥居が連なっているところが少し特徴的ですね。
大祁於賀美神社少し高台に拝殿があり、少し急な階段を登ると拝殿があります。あまり広い敷地ではありませんが、社務所、百度石、灯籠、狛犬と一通り備えています。大祁於賀美神社拝殿はを見て少し驚いたのが飛鳥戸神社とそっくりの姿をしています。経緯も似てますが、拝殿まで似ているんですね。
大祁於賀美神社

境内はキレイに清掃されて、本殿にはお供え物もされていました。今でも地元の人々に大切にされている事が伺える神社でした。



アクセス

最寄り駅は近鉄南大阪線「駒ケ谷駅」から南西に徒歩10分ほどの場所にあります。途中には大黒様を日本で最初に祭ったという「大黒寺」も存在するので寄っておきたいところです。

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近鉄南大阪線「駒ケ谷駅」の北側には古代の官道「竹内街道」が走っており、道沿いには式内大社で藤原氏と関わりの深い「杜本神社」も存在します。

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大祁於賀美神社には駐車場がありませんので、駒ケ谷駅前にある石川河川敷公園の有料駐車場に停めてると周辺のスポットを巡るのがいいのではないでしょうか。



大祁於賀美神社データ

住 所:大阪府羽曳野市大黒496
駐車場:なし
アクセス:近鉄南大阪 駒ヶ谷駅徒歩10分
祭 神:高龗神
旧社格:村社
式内社:式内小社