鉢伏山西峰古墳 | えっ?霊園内に古墳?その1〜羽曳野市〜

鉢伏山西峰古墳南河内にある古墳を紹介していく「南河内 ぶら古墳シリーズ」。今回は、羽曳野市にある「鉢伏山西峰古墳」です。

羽曳野市東部の寺山・鉢伏山周辺に広がる「飛鳥千塚古墳群」の一つとして知られています。

鉢伏山西峰古墳とは

鉢伏山西峰古墳は標高約200mの鉢伏山の尾根上に存在。1辺12mの方墳だったという事はわかっていますが、墳丘が大きく失われているため高さなどはわかっていません。方墳

7世紀中頃に築造され「終末期古墳」に分類されます。鉢伏山西峰古墳




発見当時から石槨が露出していたため、石棺や副葬品は発見されていません。埋葬施設は崩れていますが、加工された凝灰石で築かれた横口式石槨。鉢伏山西峰古墳

7世紀に入ると、かなりの権力者でなければ古墳は築造されません。鉢伏山西峰古墳の被葬者は不明ですが、朝廷において高位の人物が埋葬されていたと考えられています。

現在の鉢伏山西峰古墳

鉢伏山西峰古墳実は鉢伏山西峰古墳は「はびきの中央霊園」の敷地内に保存されている異色の古墳。

小さな古墳は放置され荒れているケースが時々見受けられます。鉢伏山西峰古墳は、はびきの中央霊園のホームページに掲載されている程、美しく整備されています。お墓つながりで大切にされているのでしょうか?

標高200mにあると言う事で、古墳の縁に立つと大阪が一望できる素敵な景色が展開!鉢伏山西峰古墳

石槨の向きを見るとわかりますが、入口は下界を一望出来る向きに造られています。被葬者は死んだ後も、人々を見下ろしたかったのか、見守りたかったのか…鉢伏山西峰古墳

しかし、二上山に比べたら半分ぐらいの標高ですが、結構高いところにあるんですよ。私が人民で、偉いさんに「おう、俺あの山の上に墓造るから石運んどいてよ」とか言われたら間違いなく暴れそうになりますね…造った人々、ご苦労様でした…



アクセス

駒ヶ谷駅最寄り駅は近鉄吉野線「駒ヶ谷駅」になりますが、そこからはびきの中央霊園までの公共交通機関はありません。歩くとかなりの距離を歩く事になりますので、車がないと少し訪れにくいかもしれません。

はびきの中央霊園のすぐ手前にある「グレープヒルスポーツ公園内」にも大谷古墳群。はびきの中央霊園の北側にも切戸1号古墳があるので、あわせて見ておきたい所です。

切戸1号墳 | えっ?霊園内に古墳?その2 ぶら古墳 Vol.23 〜羽曳野市 飛鳥千塚古墳群〜





鉢伏山西峰古墳データ

古墳名:鉢伏山西峰古墳
墳形:方墳
築造時期:7世紀中頃
住所:大阪府羽曳野市駒ケ谷917
全長:12m
高さ:不明
埋葬者:不明