関西で唯一?電車が境内のど真ん中を横切る神社 澤田八幡神社~藤井寺市~

神社やお寺の境内を電車が横切るなんて普通はありませんよね?しかし意外と全国にはそういった神社やお寺は存在します。例えば

岐阜県下呂市の下原八幡神社

Shimohara hachiman shrine JR Takayama Line,Gero city,Gifu,Japan
作者 T-mercury (投稿者自身による作品) [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], ウィキメディア・コモンズ経由で

神奈川県横浜市の遍照院

Hensyouin
作者 おにく (投稿者自身による作品) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], ウィキメディア・コモンズ経由で
他にもこの不思議な光景が見れるスポットはありますが、関西からはどこも遠く気軽に見に行くことができません。

しかし関西で唯一(おそらく)境内のど真ん中を電車が横切る神社があります。それが藤井寺市にある澤田八幡神社です。

澤田八幡神社とは

澤田八幡神社は近鉄南大阪線の藤井寺駅と土師ノ里駅の間に存在します。江戸時代に建立され、沢田地区の氏神として崇められています。

地図で見ると近鉄南大阪線が仲姫命陵古墳の堤に沿って通っていることがわかります。その堤沿いに澤田八幡神社があります。沢田八幡宮地図澤田八幡神社周辺は沢田という地区ですが、この沢田の中心部を避けて鉄道を敷いた結果、澤田八幡神社の境内を電車が横切ることになったようです。




これは沢田の人達が地区の中心に電車を通す事を拒否したからではないようです。道明寺天満宮、允恭天皇陵や仲姫皇后陵などを参拝するのに便利な駅を作るため、最短ルートの建設に協力したと考えられています。実際沢田の人達は鉄道建設のために地区の一部共有地を無償で提供したそうです。


実際どうなっているのか

一見境内への入り口はごくありふれた普通の神社です。しかし階段を上り少し中へ入っていくと・・・

境内の真ん中に踏切がありあります。しばらくすると「カンカンカン」という大きな音がして踏切が閉まり、電車が走り抜けていきます。しかも結構本数が多いので大体、10分に1回ぐらいは電車が通過しています。
澤田八幡神社

少しわかりにくいかもしれませんが、踏切の向こう側に本堂の屋根が見えます。

本堂側からみた踏切。特急も通過します。

澤田八幡宮

入り口はごく普通の神社なのですが、鳥居の奥に踏切があり電車が横切っていくので一瞬息をのんでしまいます。本来あるはずがないものが現れると少し固まってしまいますね。

こちらが澤田八幡宮の拝殿です。神社の裏手には仲姫皇后陵があります。
澤田八幡神社本殿

一見、木々に囲まれた静かで美しい神社にみえます。しかし奥へ行くと境内の中を電車が多く行き交い、頻繁に踏切が開閉してるという不思議なギャップを感じる神社です。季節ごとにだんじりや左義長などが行われ、今でも沢田地区で大切に崇められているようです。

アクセスと周辺

近鉄南大阪線「土師ノ里駅」より徒歩約7分ほどの場所にあります。途中には鍋塚古墳や藤井寺市最大の古墳「仲津山古墳」が存在します。

仲津姫陵(仲津山古墳)
仲津姫陵(仲津山古墳)

鍋塚古墳 | ぶら古墳 Vol.17 〜藤井寺市 百舌鳥古市古墳群〜

土師ノ里駅周辺には菅原道真にゆかりの深い道明寺天満宮や允恭天皇陵など見どころが多く存在します。



澤田八幡神社データ

住 所:大阪府藤井寺市沢田4丁目2-3
旧社格:村社
主祭神:品陀和気命(応神天皇)