コアラ公園が清々しいほどコアラでした。～羽曳野市～

Googleマップを眺めていると「コアラ公園」という名前が目に入ってきました。気になったのが、小さな公園にしては口コミ数が20以上もコメントがある点。えっ、この公園に何があるの？冷静に考えると「羽曳野市とコアラ」という謎の組み合わせも謎なので、とりあえず見に行ってみることにしました！

コアラ公園は、羽曳野市伊賀1丁目に存在します。考えてみれば「伊賀」という地名も、なぜ羽曳野市にあるのか不思議な話です。調べてみると、南北朝時代に足利義詮が楠木氏を攻める際、この地に伊賀出身の軍勢が布陣したのが理由とか。リアルに伊賀と関係があってビックリです。

羽曳野市と伊賀の関係は判明しましたが、羽曳野市とコアラについては謎に包まれています。もしかして羽曳野市とオーストラリアが姉妹都市なのかと思い調べてみましたが、「オーストリア」のウィーン市13区が友好交流都市でした、惜しい1文字違い！

そんな感じで羽曳野市とコアラの関係が分からないままコアラ公園に到着。ここは少し不思議な場所で、住宅地密集地なんですが、何もない空き地がドーンと広がっています。この広い空き地がコアラ公園ではなく、角地のわずかなスペースが公園となっていました。

小さな公園だと名前のないところも多いなですが、こちらはかなり大きめに「コアラ公園」と書いてありました。名前が短い分、大きな文字で目立ちます。

どうやら羽曳野市が管理する公園のようで、サッカーや野球などのボール遊びは禁止と記されています。ただこの狭さで野球やサッカーはかなり厳しいのでは…

さてコアラ公園は、どの辺りがコアラなのか見てみましょう。

いましたコアラ！

ていうかコアラしかない！

普通、こういった遊具は何種類かの動物が複数あるイメージですが、コアラだけが存在するシュールな光景が広がっています。

もう完全にコアラ公園でした。むしろコアラ公園以外の名を語ってはいけないレベルです。

ちなみに、足元がすくわれるなと思って下を見てみると、半分埋没した砂場もありました。

遊具以外では、水飲み場とベンチもあるので、小さいながらも意外に充実しているのかもしれません。以上、謎のコアラ公園でした。

・公共交通機関

近鉄南大阪線「高鷲駅」下車。駅から府道191号伊賀島泉線を南に10分ほど歩くと、左側にコアラ公園が存在します。

・自動車
コアラ公園に駐車場はありません。高鷲駅周辺のコインパーキングから徒歩がオススメです。

・菅原大明神

コアラ公園から徒歩5分ほどの場所にある神社。菅原とついていますが、稲荷神社という不思議な神社。

・大津神社

コアラ公園から徒歩10分ほどの場所にある神社。延喜式神名帳に記載された式内社で、津氏が創建した神社と考えられています。

・野々上八幡神社

コアラ公園から徒歩15分ほどの場所にある神社。平安時代初期に隣接する野中寺の鎮守として創建されたともいわれています。

・野中寺

コアラ公園から徒歩15分ほどの場所にあるお寺。聖徳太子の命により、蘇我馬子が開基したと伝わっています。毎月18日に御開帳される弥勒菩薩半跏思惟像は、重要文化財に指定されています。

・八王神神社

コアラ公園から徒歩15分ほどの場所にある神社。祭神は不明ですが、八王子権現が祭られていると考えられます。