青山古墳 | 古市古墳群最大級の円墳 ぶら古墳 Vol.25 〜藤井寺 百舌鳥古市古墳群〜

青山古墳南河内にある古墳を紹介していく「ぶら古墳シリーズ」。第25回は藤井寺市にある「青山古墳」です。百舌鳥古市古墳の一つで世界遺産推薦リスト「43」に登録されています。

青山古墳とは

青山古墳青山古墳は直径68m、高さ10mの円墳で、5世紀中頃に築造されたと考えられています。古墳の南西に「造出し」と呼ばれる突き出した個所があり、それを含めると全長が72m。古市古墳群においてこの最大級の円墳になります。




青山古墳は墓山古墳から西へ150mほどの場所にありますが、築造時期が異なる事から独立した古墳と考えられています。

青山古墳には周濠が存在し、濠の調査で円筒埴輪や家・衣蓋・盾・靫・馬・人物形などの形象埴輪が見つかっています。

現在では青山古墳しか残っていませんが、周辺にはいくつかの古墳が見つかっています。青山古1号墳から7号墳まで存在し、まとめて「青山古墳群」とも呼ばれています。

また、青山古墳の南側には「軽里古墳群(消滅)」と呼ばれる古墳群も存在し、元々は同一の古墳群だったと考えられています。
青山古墳青山古墳のすぐ近くには「古市大溝」という運河もしくは灌漑用の巨大な水路が存在していました。この「古市大溝」建造時にこれらの古墳群がいくつか破壊されており、謎が多かった「古市大溝」が6世紀以降に作られたという事が判明しています。

古市大溝
古市大溝があった付近

現在の青山古墳

現在の青山古墳は住宅地の中にある公園横にひっそりと存在しています。古市古墳群で現存している円墳は少ないのですが、さらに珍しいのは周濠まで残っている事です。そのため、周囲に柵が巡らされ、中に入ることはできません。
青山古墳
濠には浅く水も残っています。柵や、水があり人が入ることができないため、墳丘にはこれでもかというぐらい草木が生い茂っています。

遠巻きにしか見ることできませんが、仮に入ることができたとしてもビビってしまう雰囲気です。濠に浅く水が溜まり、木々が生い茂っているのが少し不気味な感じがしているだけなんですが・・・(特に夏場)

青山古墳は住宅地に囲まれており、全景を把握しにくい場所にはあります。しかし古市古墳群の中では数少ない円墳でなおかつ巨大ということで中々見ごたえがあります。



アクセス

近鉄南大阪線「古市駅」より西へ徒歩約15分の場所にあります。少し寄り道をすれば日本武尊の陵とされる「白鳥陵古墳」が存在します。

白鳥陵古墳
白鳥陵古墳

また、青山古墳の近くには墓山古墳およびその陪塚である、浄元寺山古墳、野中古墳、向墓山古墳なども存在しますので寄っておきたいところです。

向墓山古墳 | ぶら古墳 Vol.21 〜羽曳野市 百舌鳥古市古墳群〜

青山古墳データ

古   墳:青山古墳
墳   形:円墳
築造の時期:5世紀中頃
所 在 地:大阪府藤井寺市青山2丁目
全   長:68m
高   さ:10m
埋   葬:不明