大阪狭山市に、可愛いリスたちとふれあえるスポットがあるのをご存じですか?実は「大阪狭山市立 市民ふれあいの里」には、西日本で唯一のリス園があるんです。
こちらのリス園では、リスに直接エサをあげたり、触れることができるなど、子供から大人まで楽しめるというスポット。西日本で唯一のリス園とは、どのような場所なのか?今回は「大阪狭山市立 市民ふれあいの里」を紹介します。
ふれあいの里とは
1994年に開園した「市民ふれあいの里」は、大阪狭山市が運営する施設。もともとは、小中学校の課外授業を通じて、青少年育成のために作られたとのこと。そんな訳で、園内にはキャンプ場、バーベキュー、植物園、大型遊具、テニスコートなど、アウトドアが充実した施設になっています。その中でも、特に人気のスポットが「リス園」なんです!
リスとふれあってみる
リスたちにエサやりを楽しむポイントは「時間」。土日は、多くの人にエサがもらえるため、昼前にはリスも満腹に。そうなると、リスはエサに見向きもしません。では、朝一番に行けば大丈夫!と思いますが、これも少し問題が…。過去に朝一番で乗り込んだ経験では、早すぎると空腹のリスたちが一斉に集まり、肩などに上って子どもが大パニック…ということも。
そんな訳で、リスとガッツリふれあいたい人は朝一番で。小さな子どもと行くならば、朝二番ぐらいがちょうどいいかも。受付で入園料を支払いリス園へむかいます。子供は無料、大人200円と大変リーズナブル。市営施設では、市民と市民外で料金が変わるところもありますが、ふれあいの里は大阪狭山市民でなくとも、同価格というのが嬉しいですね。
受付の横を見ると「さやりん」の石像が鎮座しています。大阪狭山市のゆるキャラ「さやりん」は、サクラと竜がモチーフ。それにしても巨大過ぎませんか…
園内を東西につなぐ橋を渡り階段を降りると、リス園が見えてきます。手前には、リスの姿に刈り込まれた植木があり、子供たちもテンションアップ!
リス園に入る前に、管理棟でエサを購入します。100円をガチャガチャに投入してレバーを回すと、ヒマワリの種が入ったカプセルが落下。エサを買うところから、子供が楽しめるのがいいですね。
次にヒマワリの種を入れる、カップと厚手の手袋を借ります。リスは鋭い歯や爪を持つため、エサやりの際は厚手の手袋でしっかりガード。
リス園に入るには、逃亡防止のため2重の扉を通る必要があります。そのため、一つ目の扉が閉まったのを確認してから中へ。
リス園には、主に台湾に生息するタイワンリスが、50匹ほどの飼育されています。150坪ほどの敷地にリスが放たれており、自然な姿でリスとふれあえるのが魅力の一つ。現在タイワンリスは、特定外来種に指定されついます。しかしふれあいの里では、特定外来種に指定される前から飼育されていたため、問題ないとのこと。2重柵で逃亡を防いでいるのも、そんな理由もあるんですね。
敷地にはリス小屋だけでなく、いくつかのリスタワー(?)まで置かれています。リスたちは、リス小屋に多くいるので、まず小屋に向かうのがいいでしょう。
タイワンリスは灰色の毛を持ち、一般的なリスよりも一回り大きめ。色的には地味ですが、エサを食べてる姿は本当に可愛く癒されます。
お腹が空いているときは、そこら中を走り回っていますが、満腹になるとみんな小屋の中でご休憩。本当にエサにしか興味がないのかも!敷地の片隅には、モルモットも飼育。こちらは大人しく、片隅でじっとしています。モルモットは、デリケートな性格らしいので、静かに優しく接してあげましょう。
ふれあいの里はリス園だけじゃない
ふれあいの里には、リス園以外の見所も沢山あるので、簡単にご紹介します。
植物園
ヤシなど、70種類の熱帯植物が観察できる温室。大きな植物園ではありませんが、珍しい植物がいくつも育てられています。
2階には、ミニ昆虫コーナーが設置。珍しい昆虫の標本が、多数展示されています。特に蝶や蛾の標本が多く、品種の多さに驚かされます。
バーベキューとキャンプ場
園内では、キャンプやバーベキューも楽しめます。キャンプは、宿泊、日帰りどちらもOK。テントや炊事用品の貸し出しもあるのが便利ですね。サイトのすぐ近くには、炊事棟もあり、利便性にも優れています。前日までに予約が必要。予約は3か月前から受け付けています。宿泊を伴うキャンプは大人1人400円。
冒険広場&多目的広場
冒険広場には、多数の遊具が設置。幅広い年齢に合わせた遊具があり、未就学児~小学校高学年まで楽しめます。
多目的広場は、お弁当などを広げてゆったり過ごせる空間。大きな滑り台がありますが、実はあんまり滑りがよくないという…(それはそれで、子どもたちは楽しんでますが)
テニスコート
3面の全天候型テニスコート。使用料は、1面 1時間500円(市民ふれあいの里入場料とは別料金)
まとめ
西日本唯一のリス園「大阪狭山市立 市民ふれあいの里」を紹介しました。大阪狭山市にあるリス園が、西日本唯一とは意外でした。そんな珍しいリス園の入園料が、200円というのも驚きです。
リス園以外にも、植物園、キャンプ、バーベキュー、テニス、大型遊具と、子供から大人まで楽しめるのも嬉しいですね。子供と遊びに行くだけでなく、デートにも利用できそうな「市民ふれあいの里」。一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
大阪狭山市立ふれあいの里データ
住所 | 大阪府大阪狭山市東野東1丁目32-2 |
入園料 | 200円(中学生以上) (大阪狭山市内に居住する65歳以上は無料) (宿泊を伴うキャンプは、大人400円) |
休園日 | 12月29日~1月4日 |
開園時間 | ●リス園 9:00~17:00 ●青少年野外活動広場・花と緑の広場・ スポーツ広場(テニスコート) 9月~4月:9:00~17:00 5月~8月:9:00~19:00 |
アクセスと駐車場
公共交通機関
・パターン1
南海高野線「大阪狭山市駅下車」。駅近くの市役所前にある、大阪狭山市循環バス乗り場へ。西・北ルートのAコースに乗車し「ふれあいの里停留所」下車。(バスで約10分)
・パターン2
南海高野線「金剛駅」下車。駅近くにある、大阪狭山市循環バス乗り場へ。西・北ルートのBコースに乗車し「ふれあいの里停留所」下車。(バスで約13分)
・パターン3
南海高野線「狭山駅」下車。西へ徒歩で約30分。
自動車
ふれあいの里には無料駐車場があります。
・北方面から
国道309号「菅生交差点」を南へ曲がります。そのまま道なりに進み、5分ほど走ると左側にふれあいの里の看板が見えます。
・南方面から
府道202号「浦之荘交差点」を北に曲がります。しばらく直進し東池尻4丁目付近の信号を右折し、府道203号富田林狭山線を直進。最初の信号を左折して少し直進するとにふれあいの里の看板が見えます。
駐車場は60台ほど停める広さがあります。ただ、入口から駐車場までの道がかなり狭く、また歩行者もいるため注意が必要です。
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