近年、神社仏閣をめぐる人が増えていますが、神社に参拝したのなら参拝の証明として「御朱印」も頂きたいところ。
南河内にも多くの神社仏閣が存在しますが、今回は富田林市で御朱印をいただける神社3社を紹介します。
御朱印とは
御朱印とは、神社やお寺を参拝することで得られる参拝証。御朱印帳に、朱色の印章を押し、日付、寺社名・御祭神・御本尊名などを墨書きするのが一般的なスタイルです。
台紙となる「御朱印帳」は、ジャバラに折られた紙の帳面。神社仏閣によってはオリジナルの御朱印帳を作成していますが、文房具屋さんや通販でも購入可能です。
御朱印をノートなどに押してもらうことは、失礼に思われることもあるそうです。できるだけ御朱印帳に押してもらうようにしましょう。
御朱印の頂き方
御朱印とは参拝した証なので、最初に必ず参拝することがマナーです。御朱印集めだけに神社仏閣へ行くのはマナー違反。参拝が終われば社務所に行き、御朱印をいただきたい旨を伝えましょう。
神社よっては、宮司さんが常駐していません。訪問時に宮司さんがいないこともあるため、御朱印をどうしても頂きたい場合は、事前に神社へ確認するのがいいでしょう。
御朱印には様々なパターンがあります。
・押印+墨書き
・押印のみ
・書き置き
御朱印希望者にできる限り対応できるよう、書き置きにしたり、押印のみなど事情は様々です。どのパターンも同じ価値を持ちますので、ありがたくお受けしましょう。
御朱印の初穂料
御朱印の初穂料は「300円」が一般的です。御朱印の金額を明示していないことも多いですが、書いていただく前後に金額を提示していただけます。もし、おっしゃられない場合は教えていただきましょう。神社によっては500円であったり、逆にお金を頂いていないパターンもあります。
1.美具久留御魂神社
祭神 | 美具久留御魂大神(みぐくるみたまおおかみ) 天水分神(あめのみくまりのかみ) 弥都波迺売命(みずはのめのみこと) 国水分神(くにのみくまりのかみ) 須勢理比売命(すせりひめのみこと) |
住所 | 大阪府富田林市宮町3丁目2053 |
御朱印 | 手書き |
初穂料 | 300円 |
基本的には、宮司さんがいらっしゃるようです。
社伝によると崇神天皇の時代、国内が天災に見舞われた時期がありました。崇神天皇は大国主神の荒御魂の荒ぶりに原因があると考え、この地に大国主神を祭ったことが始まりとされています。
南河内の式内社では、豪族が祖神を祭るために建てられた神社が大半です。美具久留御魂神社のように、天皇の勅命により建てられたのは、珍しいのではないでしょうか。
本殿に大国主神が祭られていると同時に、後背にそびえる山も御神体として崇められています。
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美具久留御魂神社|出雲との意外な関係とは?【御朱印】〜富田林市〜
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2.咸古神社
祭神 | 神八井耳命(かんやいみみのみこと) 天太玉命(ふとだまのみこと) |
住所 | 大阪府富田林市龍泉886 |
御朱印 | 手書き(美具久留御魂神社にて書いていただけます) |
初穂料 | 300円 |
咸古神社に宮司さんはいらっしゃりません。また敷地を管理している龍泉寺でも御朱印はいただけません。神社を管理している美具久留御魂神社にて書いていただけます。
もともとは牛頭天王社といい、龍泉寺の鎮守として牛頭天王を祭っていました。
これまで咸古神社がどの神社だったかは不明でしたが、明治時代に入り当社を式内社の咸古神社に比定。祭神を牛頭天王から神八井耳命に改め「咸古神社」を称するようになります。
1872年(明治5年)に村社に指定。1909年(明治42年)に甘南備地区の産土神であり、式内社でもある「咸古佐備神社」を合祀し、現在に至ります。
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咸古神社|明治時代に式内社に比定された神社【御朱印】〜富田林市〜
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3.錦織神社
祭神 | 素盞鳴尊(すさのおのみこと) 品陀別命(こんだわけのみこと) 菅原道真(すがわらみちざね) |
住所 | 大阪府富田林市宮甲田町9-46 |
御朱印 | 書き置き |
初穂料 | 300円 |
宮司さんが常駐しているかは不明ですが、訪問時にはいらっしゃいました。
錦織神社の主祭神は、建速素戔嗚命(スサノオ)、品陀別命(応神天皇)、菅原道真を祭っています。
本殿の建築様式は「錦織造り」と呼ばれ、江戸時代の神社に多く取り入れられています。 ... 続きを見る
錦織神社 | 日光東照宮のデザインに影響を与えた神社【御朱印 】~ 富田林市~
まとめ
今回は、富田林市で御朱印をいただける神社を紹介しました。宮司さんがいらっしゃる神社が多いので、御朱印がいただきやすいのではないでしょうか。
(もしかすると、上記神社以外にも御朱印をいただける神社があるかもしれません)