先日、道明寺天満宮で毎年3月に開催されている「梅まつり」に行ってきました。2018年は2月17日(土)~3月13日(火)まで開催されています。シーズン中の梅園に行くのは初めてでしたが、予想以上に美しい梅が満開で楽しむことができました。今回は道明寺天満宮の梅まつりを紹介いたします。
道明寺天満宮と梅飛伝説
道明寺天満宮と梅にはどんな関係があるのでしょうか?それは道明寺天満宮に祀られている菅原道真と梅に深い関係があります。
901年、藤原氏との政治闘争に敗れた菅原道真は太宰府に左遷されることになります。都を離れる際、自宅で大切に育ててきた、梅、桜、松の木との別れを惜しみ1首歌を詠みます。
東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな)
主なしとて 春を忘るな
主人を失った木々のうち、桜は葉を落とし枯れ、梅と松は主人を慕い空を飛んで追いかけます。しかし松は途中で力尽き、現在の兵庫県須磨区板宿あたりに降り立ち、「飛松岡」と呼ばれてるようになりました。板宿八幡神社内にある飛松天神社には現在、その松の木の切り株が残っています。(大正時代に落雷で焼け落ちたそうです)
https://travel-minakawa.com/2018/08/13/mikurajinka/
梅まつりの見所
梅まつりでは奉納行事である琴や尺八の演奏中でした。それ以外にも野点や盆梅展が開催中などかなり賑わっています。
梅梅まつり開催中は本殿左手が入り口になっており、梅園の入場料300円を支払います。もうこのあたりから梅が多く花開いています。
ちょうどいい季節に来たのか梅は満開でした。(人も一杯でした・・・)
道明寺天満宮の梅園は紅白約80種800本のもあるそうです!
梅園に掛かる橋の上から撮影しました。まさに梅の絨毯!
梅のシーズンに来たことがなかったので、この時期にはこれほど梅が多く咲き乱れているのは驚きました。また、外国人も多く来園していてこんなにも知名度が高いとは思いませんでした。
また来年も機会があれば美しい梅を見に行きたいと思います。
アクセス
近鉄南大阪線「道明寺駅」より徒歩約5分ほどの場所にあります。隣には道明寺粉発祥の地である「蓮土山 道明寺」もあるので寄っておきたいところです。
道明寺天満宮には駐車場がありますが、当日は非常に込み合う上、周辺の道路はあまり広くないので、公共交通機関が便利です。
道明寺天満宮データ
梅園拝観料:大人300円 中学生以下無料(梅まつりシーズン中)
住所:大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
駐車場:50台
祭神:菅原道真、天穂日命、覚寿尼
旧社格:郷社