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はじのさとZINE Vol.4に参加してきました!~藤井寺市~

12月4日にノーウェア土師ノ里で開催された、遠山敦さんとつくる「はじのさとZINE vol.4」に参加してきました!

このイベントは、参加者が土師ノ里界隈を散策し、ZINE(ジン)を作成するというもの。「ZINEとはなんぞや?」ということも含めて、紹介したいと思います。

ノーウェア土師ノ里でZINE作り!

ノーウエア土師ノ里は、2019年10月にオープンしたカフェ&コワーキングスペース。文化住宅をリノベーションした、隠れ家的スポットとしても知られています。

ノーウエア土師ノ里では様々なイベントが開催されており、遠山敦さんとつくる「はじのさとZINE」その一つ。今回で4回目の開催ですが、第1回目の「はじのさとZINE」に参加したこともあり、久しぶりに参加させていただくことにしました。

このイベントは、イラストレーターの遠山敦さんと、土師ノ里をテーマとした「ZINE(ジン)」を作成します。ZINEと聞いてもあまり聞きなれない単語で、私も参加するまでは知りませんでした。

ZINEとは、個人やグループが自由なフォーマットで作品をまとめた冊子とのこと。名前の由来は不明ですが「Magazine」を短くしたものとの説もあります。

雑誌とは違い、ルールやフォーマットが決まっていないのが特徴。自主制作の発行物ということで、同人誌的な意味合いに近いのかもしれません。

土師ノ里巡りへ

今回も気になる土師ノ里スポットを、集まったメンバーが絵・写真・文字などで表現してZINEにまとめます。私は娘と二人で参加しましたが、他の参加メンバーは帽子クリエーターのご夫婦、絵画教室の先生、フットマッサージ師、塾の講師と多種多様な7名でZINEづくりです。

ちなみに帽子クリエーター、マーシーさんの作品がお店の1階で販売されていました。カラフルなニット帽がオシャレですね。

全員集合したのち、ノーウエア土師ノ里オーナー松川さんの案内で土師ノ里巡りをスタート。普段、南河内のスポット巡りは一人で行動することが多いのですが、複数でスポット巡りをするのはとても新鮮です。

今回は、土師ノ里の南側をグルリと巡ります。あいにくの曇り空で雨が心配ですが、なんとかもってほしいところ。

まずは最初の目的地である「澤田八幡神社」に到着。無人の小さな神社ですが、あることで知る人ぞ知る神社でもあります。それは「境内を電車が駆け抜ける神社」なんです。

境内を電車が通るというスポットは日本でも例が少なく、非常に珍しいスポットとのこと。参加者の皆さんは境内を電車が通過する姿もさることながら、踏切の警報音のリズムの速さに驚いていました。確かに異常に速い気はします・・・

神社の境内を見回してみると、巨大なイチョウが色づきギリギリ紅葉が楽しめます。特に気になったのは、古い小屋に蔓が這い葉が色づいていた風景。建物の古さと相まって印象的なでした。

澤田八幡神社で参拝した後、本殿の後背にある「仲津山古墳」へ。こちらは宮内庁により応神天皇の妃である「仲姫命(なかつひめのみこと)」の陵墓に比定されています。

仲津山古墳は全長290mの巨大前方後円墳で、藤井寺市内では最大の古墳。全国でも9番目の規模で、古市古墳群を代表する古墳の一つといえるでしょう。古墳の周囲が墳丘よりも少し高い場所にあるので、古墳の巨大さがよく伝わってきます。ちなみに写真を撮り忘れたのでその姿をお伝えできません・・・

次は、仲津山古墳の隣にある古室山古墳へ。古室山古墳は、4世紀後半から5世紀前半に築造された中規模の前方後円墳です。この古墳の特徴は何といっても「古墳の中に入られる」ことでしょう!百舌鳥・古市古墳群において、中に入られる前方後円墳というのは意外と少ないんです。

中でもこの古室山古墳は、木々があまり茂っていないので墳丘も明るく登りやすい古墳。数年前までは資材置き場があり、ドラム缶が積み上げられた場所もありましたが、今はそれも無くなりスッキリとした姿が望めます。

参加メンバーの皆さんも思い思いに古墳の気になるところを散策しながら墳丘を登ります。古室山古墳は台地の上にあり、墳頂まで登ると藤井寺の景色が一望。晴れていると、大阪湾までみえますが、残念ながらあいにくの天気で見ることは叶わず。

あとなぜか地面に「古墳」と書かれていました。間違いなく古墳です。こればっかりは否定できません。

地面を見ると丸い石がいくつか落ちています。メンバーの方曰く「古墳に敷かれていた「葺石」じゃないのかな?」と。葺石とは、古墳が作られて時に、墳丘の表面に葺かれていた石のこと。1600年前にどこからか運ばれてきた石が残っているとは、古代のロマンが感じられますね。

墳丘には色づいた渋柿がなっていましたが、噂によると柿をとってくれる親切な(?)渋柿オジサンがいるとかいないとか・・・

古室山古墳の南側には「西名阪自動車道」が走っており、その高架下には「赤面山古墳」という古墳があります。高速道路の建設中に発見された古墳ですが、運良く破壊されず保存されました。

開発中に見つかった古墳の多くは、調査後に潰されたり埋め戻される「記録保存」という形を取られます。しかし赤面山古墳は、墳丘を残すために高速の橋脚位置を調整したりと丁寧に保存されました。そんな訳で赤面山古墳は、手間をかけて保存されている非常に珍しい古墳なんです。それにしても「赤面山」という名前の由来はなんなんでしょうね・・・

赤面山古墳をあとに土師ノ里駅方面へ向かっていると、なかなか昭和感の残るお店も残っていました。マスコットキャラクター独特で、いい感じです。

最終目的地である「鍋塚古墳」へ到着。昔は木々が生い茂っていましたが、現在はきれい整備されて美しい古墳に生まれ変わっています。

こちらも古墳内に入ることができるので、メンバーみんなで墳頂へ。国府台地の一番高い場所にあるということで、土師ノ里一帯が一望できます。

みんなで、はじのさとZINEづくり!

ノーウエア土師ノ里へ戻ってきたら、ランチタイム。こちらのランチは評判なので、とっても楽しみでした!今回は、サラダとスープがついたキッシュランチ。サツマイモが入ったキッシュは、ホクホク感と甘みがあり大満足。

白いスープは、何のスープだろうと思いましたが、なんと大根を使ったものとのこと。こちらも大変美味しく頂けました。1時間ほど歩いて少し疲れましたが、おいしいランチを食べて回復です。

ランチを楽しんだあと、コーヒーを頂きながらZINEづくりスタート!印象に残った土師ノ里スポットを、7人のメンバーが1枚の紙に絵や文章などそれぞれの表現で表します。

ほとんどの方が絵を描かれていましたが、皆さん本当に上手い。私の娘も、澤田八幡神社で電車が通過するシーンを描いていました。

皆さんの作品が出来上がったら、遠山さんがそれぞの作品をA3サイズにはめ込んで編集。ちなみに裏面はメンバーみんなで考えた1枚の作品に仕上げました。

A3で出力した用紙に、折り目を入れて、カッターで切れ目を入れ、折りたたんだら完成です!!

作り始めて1時間ほどで完成というところでしょうか。皆さんそれぞれの土師ノ里が詰まったZINE。出力され製本されると、作品らしくなりました。

20冊ほど作成し、それぞれ1冊ずついただきました。いつもは近くにあるアサノヤさんで販売していただくために持っていくのですが、当日はお休みということで今回は後日持っていただくことに。

ノーウエア土師ノ里にも置いて頂いてるそうなので、お立ち寄りの際はぜひ作品を手にしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、ノーウエア土師ノ里で行われた、遠山敦さんとつくる「はじのさとZINE vol.4」づくりについて紹介しました。普段、一人でブラブラと南河内のスポットを巡っていますが、こうしていろいろな人と一緒にスポット巡りをするというのも賑やかで楽しみことができました。

ノーウエア土師ノ里では、この他にもいろいろなイベントが開催されてますので、気になる方はインスタをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ノーウエア土師ノ里詳細

住所大阪府藤井寺市国府1丁目1-7里庭の箱
営業時間9:00~21:00(コロナ禍により変更あり)
定休日月・火曜日、年末年始
WEBhttps://nowhere.wanders.fun/hajinosato/
Instagramhttps://www.instagram.com/nowherehajinosato/

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