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八王子塚古墳|完全に無かったことされている古墳~藤井寺市~

八王子塚古墳

南河内の古墳を紹介する「ぶら古墳シリーズ」。今回は、藤井寺市林にある「八王子塚古墳(はちおうじつかこふん)」です。百舌鳥・古市古墳群の一つですが、世界文化遺産リストには含まれていません。




八王子塚古墳は、すぐ東側にある允恭天皇陵の陪塚とされています。ただ不思議なことに資料がほとんど存在しないという謎に包まれた古墳なんです。

なぜ、ほとんど表に現れない古墳なのか?今回は藤井寺市林にある「八王子塚古墳」を紹介します。

八王子塚古墳とは

八王子塚古墳は宮内庁より「恵我長野北陵陪塚」に指定されている古墳。恵我長野北陵とは、八王子塚古墳の東側に存在する允恭天皇陵(市ノ山古墳)を指します。つまり、八王子塚古墳は、允恭天皇陵の陪塚になります。

允恭天皇陵

允恭天皇陵(市ノ山古墳)

詳細は不明ですが、允恭天皇陵の陪塚とすれば5世紀後半に築造されたことになります。八王子塚古墳に関する資料が全くないため、墳形も含めて多くの謎に包まれています。なぜ謎に包まれているかについては理由があります。




それは「そもそも古墳ではない」との説があるため。実は、付近の発掘調査から古墳の痕跡が見つかっていないのです。

宮内庁が指定した陪塚でありながら、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議の公式ホームページにも記載されていません。専門家の間では、八王子塚古墳は古墳でないという見解なんでしょうか。

八王子塚古墳へ行ってみました

八王子塚古墳は、允恭天皇陵の西側に存在します。かつて允恭天皇陵の周辺には多くの陪塚が存在しましたが、開発によりわずかな古墳しか残されていません。そんな中、古墳の可能性が低い八王子塚古墳が残るというのも皮肉な話です。




完全に存在を抹殺されている八王子塚古墳は、住宅地のはざまにひっそりと存在。グーグルマップで上から眺めてみるとわかりますが、墳形は細長い台形になっています。原型がどのようなものだったかは不明ですが、少なくとも形から古墳には見えません。

古墳の西側が道沿いに面しており、一番見やすいスポット。わりと人通りがあるため謎の土塊を激写していると、不審者度がアップするので注意が必要。八王子塚古墳は、西から東に掛けて緩やな傾斜があり、ここからだと見上げるかたちになります。

八王子塚古墳

八王子塚古墳

古墳の南側になります。住宅地を少し入った通路が古墳に面しています。ここから、宮内庁の石碑が確認できます。この石碑がなければ、誰も古墳だと気が付かないでしょう・・・

八王子塚古墳

八王子塚古墳

反対側に回って、こちらが北側になります。ドラッグストアの側面が古墳に面しているので、全体を確認。ここからみても「う~ん、斜面ですね」という感想しかありません。切り株があるので、昔は大きな木が立っていたのかもしれません。

八王子塚古墳

八王子塚古墳

隣接する住宅地やドラッグストアを建てる際に、発掘調査が行われていると思います。その際に古墳の痕跡が見つからなかったということは、本当に古墳ではないのでしょう。

八王子塚古墳を訪問したのが、一年ほど前の新型コロナウイスるが猛威を振るっていた時期でした。

ドラッグストアでは、トイレットペーパーやらを求めて長蛇の列ができていたのを覚えています。古墳に寄るついでにマスクを探してみましたが、もちろんマスクはありませんでした・・・・




それにしても、八王子塚古墳は、名前の由来はどこからきたのでしょうか・・・色々と謎に包まれた古墳(?)でした。

アクセスと駐車場

・公共交通機関

土師ノ里駅

近鉄南大阪線「土師ノ里駅」下車。外環状旧170号線を北に5分ほど歩くと、ドラッグストア「キリン堂」があるので、その隣に存在ます。




・自動車
八王子塚古墳に駐車場はありません。近鉄南大阪線「土師ノ里駅」周辺にいくつかコインパーキングがあるので、そこから徒歩がおススメです。

周辺スポット

允恭天皇陵/市野山古墳

允恭天皇陵

八王子塚古墳から徒歩1分ほどの場所にある古墳。八王子塚古墳の主墳とされています。全長230mを誇る巨大前方後円墳で、允恭天皇の陵とされています。

衣縫塚古墳

衣縫塚古墳

八王子塚古墳から徒歩約5分ほどの場所にある古墳。允恭天皇陵の陪塚とされ、中に入ることはできません。世界文化遺産には含まれていませんが、古市古墳群の一つ。

宮の南塚古墳

宮の南塚古墳

八王子塚古墳から徒歩約10分ほどの場所にある古墳。允恭天皇陵の陪塚とされ、中に入ることはできません。世界文化遺産には含まれていませんが、古市古墳群の一つ。

国府八幡神社

国府八幡神社

八王子塚古墳から徒歩約10分程の場所にある神社。宮の南塚古墳の隣にあり、境内には衣縫氏が創建したとされる、衣縫廃寺の礎石が残されています。

伴林氏神社

伴林氏神社

八王子塚古墳から徒歩5分程の場所にある神社。大伴氏に由来する神社として知られています。かつては「西の靖国」とも称され、境内には靖国神社から寄贈された手水舎が置かれています。

八王子塚古墳データ


古墳名:八王子塚古墳
宮内庁名:恵我長野北陵陪塚
住所:大阪府藤井寺市林6丁目7-23
墳形:不明
直径:不明
高さ:不明
埋葬者:不明
築造時期:不明
埋葬施設:不明



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